2010年10月の山行報告

野鳥の鳴き声  フクロウ

大山・蒜山 石鎚山

10月例会山行    Cランク
石鎚山周回

        
(西之川〜刀掛〜夜明峠〜石鎚山〜土小屋〜大森山〜西之川)
                                                                
【日 時】2010年10月16日(土)〜17日(日)
【コースタイム】
 10/16会事務所05:20−脇町西部合同庁舎05:53/5:55−入野PA06:46/06:54―西之川07:45
 /08:10…岩原09:36…刀掛10:05/10:15…天柱石11:43/12:03…夜明峠13:07/13:17
 …石鎚山山頂14:10/14:30…南尖峰14:50/15:10…山頂小屋15:25
 10/17 山頂小屋07:10…天狗岩07:25…南尖峰07 : 35/07:40…土小屋への登山道09:02/09:05
  …国民宿舎10:00/10:15…刀掛・夜明峠分10:50/10:55…大森山12:05/12:
 25…登山道合流12:57/13:02…岩原13:38…西之川14:50/15:10−吉野川SA16:40/16:50−
 脇町西部合同庁舎17:15/17:17−会事務所18:00
 【感 憩】
  日の出間近薄明るくなった事務所駐車場には、車がいっぱい止まっていた。大山・蒜山組
 が出発した後だった。荷物を積み込み出発する。西条大橋を渡り北岸へ、脇町の西部合同庁
 舎駐車場でK氏と合流する。脇町I・Cから高速に乗り、そして松山自動車道人野PAでトイレ
 休憩をとる。西条I・Cで高速を下り、西条市内の国道11号線を通過、西条祭り本番を垣
 間見る。加茂川橋を渡り左岸を上っていく。石鎚山ロープウェイの乗り場を通過し西之川に
 入る。民家や施設が残っているが人の気配はない。駐車禁止や有料駐車場の看板だけが監視
 している。橋を渡った左に少年の家の家屋が残り、その広い運動場に駐車する。軽いストレッチの
 後、橋を引き返して左岸道路脇の石垣に石鎚山登山口の標識があり、登山道の階段を上って
 いく。民家廃屋の傍を通過していく。まもなく石垣に石鎚山登山口の標識があり、登山道の
 階段を上っていく。民家廃屋の傍を通過していく。まもなく成就社分岐の標識あり、そのま
 ままっすぐ進む。民家の廃屋、石垣の畑の傍を行くと谷を跨ぐ鉄橋を3本渡る。まもなく手
 入れされた針葉樹林帯(杉林)を上っていく。やがてトラバース気味に坂も緩くなると岩原
 (土小屋分岐)に出る。そしてまもなく御塔谷の橋を左岸に渡る。沢沿いに行き、急坂を上る
 と刀掛のコルに出る。ここは土小屋・夜明峠方面と八丁坂方面の分岐になっている。小休止
 の後、沢に向かって下降する。その後沢沿いに進む。しばらく行くと土小屋分岐に出る。
 沢、尾根の湿った坂を上っていく。腐った樹木にきのこが良く育っている。木々も紅葉が進む。
 前に大きな岩が樹木の向こうに聳える。 20mはあろうもので、天柱石として祭られている。
 祠の前で昼食をとる。さらに尾根や谷を縫うように進み、急坂をジグザクに詰めていくと上の
 ほうから人声が聞こえ、やがて夜明峠に出る。気持ちも視界も大きく広がり、目の前に石鎚山
 の雄姿が聳える。赤い紅葉は見ごろを迎えている。碧い空や日に映えてすばらしい。広い階段
 状の登山道を他の登山者と共にゆっくりと上る。一の鎖から二の鎖元小屋、土小屋との合流で
 登山者がさらに増える。下山者と交差しながら敷設された階段を、そして登山道を上っていく
 と、山頂小屋そして山頂へ到着する。山頂は人で賑わっている。疲れが飛ぶような、360度の
 秋の大パノラマが広がる。そして、天狗岳の岩峰が威圧する。小屋にザックを置き、風が冷た
 くなっていたので防寒具を羽織って天狗岳へ。左側の絶壁に脅え、岩を這うように進む。天狗
 岳から次の大砲岩へ、そして土小屋への縦走路をちょっと下見する。また来た道を引き返す。
 そして山小屋に入る。受付も終え部屋に入る。30入ぐらい泊まれるところに20人余りとシーズ
 ンの土曜日とあって混んでいた。日が傾きかけると、夕日を撮ろうと登山者カメラマンが夕日
 に向っていた。9時の消灯と共に眠りに着いた。
10月17日(日)  天気晴れのち曇り
  朝6時からの祭礼はパスして、朝食は7時とゆっくりとしていた。明るくなるに従い青空が
 鮮やかになってきた。ゆっくり過ごしていた6時45分頃に朝食の案内かおり、速やかに済ませ
 た。準備をして小屋の外に出ると爽やかだった。さっそく鎖をもっての岩稜歩きから始まった。
 昨日歩いた天狗岳から大砲岩、次の南尖峰、そして東尾根を下りていった。笹に夜露が残って
 おりズボンが濡れてくる。急斜面は笹をつかみ体を支えながら慎重に下る。上ってくる登山者
 に何人か会った。上りに使う人の方が多いのも安全面を考えると頷ける。思った以上に時間が
 かかって土小屋からの縦走路に合流した。時間と共に雲が多くなりどんよりしてきた。
 土小屋からの登山者、観光客が多く切れ間なく続いている。こちらは基本的に下りなので順調
 に進む。国民宿舎への標識から下におりると玄関前に出る。一番下の駐車場、トイレのあると
 ころまで下り、西の端に標識と登山道がついている。一歩中に入っていくと、笹原、自然林が
 繁り静寂としている。訪れる登山者もあまりないような感じがするが、登山道はしっかりとつ
 いている。緩やかな道をトラバース気味に軽快に遅む。やがて沢の崩壊箇所を通過。尾根を越
 えて下っていくと、夜明峠への分岐に出る。さらに平坦な道を行きツキノ平の三角点を目指す
 べく登山道を外して斜面をかけ上がる。ピークに立つとツキノ平の標識に当たるが三角点は見
 当たらない。ようやく下にさがった草に隠れている三角点を探し出す。踏み跡が微かについた
 広い尾根を下り、また尾根道を上り返す。踏み跡も急に消えたりしてルートは分かりづらい、
 テープも所々にはついている。尾根を忠実に行けば開違いないところであるが、トラバース道
 があればより楽に行けるのでつい探してしまう。最初のピークは左側に巻き道がついている。
 二つ目のピークはそのまま上を通る。小さなアップダウンを過ぎると開けた岩場に出る。
 さらに雑木を僣って上りきると三角点のある2畳程の空き地に出る。大森山を示すものは何も
 なく、三等三角点のみである。どんよりして時間の感覚が分からない。昼食をとりながら下山
 ルートを確認する。早々に下山を開始する。最初のピークのコルまで下り、そこから斜面を下
 る。針葉、広葉樹など雑多の木が生えた急斜面、磁石を当てながら下りていく。やがてその登
 山道に突き当たる。緩斜面の樹林帯をしばらく行くと、急斜面の整備された樹林帯に入る。
 ジグザクに下っていくと、岩原の分岐に出る。一旦緩やかになるがすぐに急な樹林帯はまだま
 だ続く。下りきると鉄橋3本渡り麓近くまで下りてくる。平坦な登山道、石垣、畑、廃屋民家
 そして、成就社分岐、平坦から徐々に下っていくと登山口の西之川に着く。橋を渡って少年の
 家、ザックを下ろし、靴を脱いで着替えるとホッと一息つく。ストレッチで身体を解して岐路に着く。
 帰りの西条祭りが気になっていたが、普段の西条のなっており拍子抜けの感がする。予定の行
 動を少し変えたこともあり下山が遅れたが、高速を乗り継ぎ無事に、会事務所に帰ることが出
 来た。石鎚山を目指しもくもくと歩き、紅葉の石鎚山を堪能できた。
  さあ次の山へと思いをはせる。